Flipgridを使った、外国の小学生との交流(準備編)
Flipgridを使うと簡単に外国の小学生と交流することができる。他のSNSとは違い、クローズな環境で交流することができるので安心できる。
交流自体は技術的にそれほど難しくは無いのだが、外国人との交流経験に乏しい子供たちは、数々の学習障壁を乗り越えなければならない。
最大の学習障壁は、英語を話すこと。
学習障壁を取り除かなければ、本当の意味での交流はできない。
この記事ではFlipgridを使ってその英語を話す練習をする方法を紹介する。
1 きっかけ
- Flipgridは、まだ日本ではあまり使われていないので、日本語の情報が少ない(2019年5月23日現在)
- FlipgridのFacebookグループ(英語)に参加し情報を得ることにした。
- 参加の挨拶を投稿したところ、メキシコの小学校教師からコラボレーションの提案を受けた
- 管理職の承認を得て交流授業を行うことにした
2 手順
- 話したい内容を日本語で書く
- 自分で言えるところまで英語で話してみる
- それをALTに聞いていただく
- ALTに、伝わる英文に修正してもらう
- ALTが話す英文を自分のIDでFlipgridに撮影する
- ALTが話す動画を繰り返し視聴してシャドーイング
- 自分が実際に喋っている様子を録画してみる
3 成果
- 個別の練習ビデオを簡単に準備することができた
- 自分のペースで練習することができた
- 普段の外国語活動の力よりも意欲的に英語の練習に取り組んでいた
- 自分の練習を撮影することにより上達を実感できた
4 課題
- ALT勤務日でなければお手本動画を撮影できない
5 これから
- 今回の実践は、Flipgridを一斉授業のツールから、学習を個別化するツールへと転換するための、自分にとって大きな実践であったと思う。
- 少しずつ授業公開して、テクノロジーの有効活用について周囲を啓発していきたい