汎用性最高の思考ツール マインドマップ

2019年9月22日思考ツール,マインドマップ

ICTばっかりやってた私が最初に手を出した思考ツールがマインドマップ。
もっともハマったツール。
一応、わかりやすく思考ツールとしているけど、思考ツールじゃないと思っている。
もっと広いもの。
思考法というか、ノート法というか、とにかく汎用性が高いもの。
モビルスーツでいえばザクだよね。
何にでも使える。
ただ、何にでも使えるから、授業者自身の創造性が高くないと、何に使えばいいのかわからずに終わってしまう場合もある。
そんな事例を多数見てきた。

マインドマップのかき方については、私は説明する立場にない。
マインドマップは商標登録されており、養成講座を受講して認定されたインストラクターがいて、その人たちが教えている。
だから、知らないという人は、こちらのサイトを参考にしてほしい。

一時期、私も限定的なライセンスを保持していたのだが、あれこれあって、今はただの一般ユーザーでしかない。
でも、マインドマップは私の人生を大きく変えたモノの一つであり、もっとも普通に多用しているツールである。

私がマインドマップに出会い、教室で使い始めたのは2007年のこと。
東京出張の帰りに、たまたま書店で見かけたムック本に衝撃を受け、一気にのめり込んだ。
仙台の体験会に行き、無理を言ってインスタクターを学校に招聘し、ライセンス取得のため私費を投じて東京に受講に行った。
それから、とにかく活用しまくり、実践例を作りまくった。
今では全く更新していないが、その当時の実践例を公開していたのがこちらのサイト。
興味があったらご覧いただきたい。

当時は、日本の公教育にマインドマップの導入を! と、鼻息荒く活動していたが、あれこれあって活動しにくくなった。
なんとかしようと、開発者に動画レターを出したこともあったな。
それを良く思わない人に、面と向かって「余計なことをするな!」と言われたこともある。
あの悔しさは、絶対に忘れない。
でも、権利問題の壁は個人ではこえられず、今では個人的に自分の勤務校内で活用するだけになっている。

マインドマップに出会ってから、10年以上たち、当時は一般的でなかった思考ツールの教育活用も当たり前になっている。
ただ、残念なことにマインドマップは当たり前になっていない。

マインドマップっぽい、放射状に書く思考ツールは使われるようになっている。
でも、私が学んで、普及させたいと思っていたマインドマップとは違うものだ。
それは、権利関係の問題があるから。
マインドマップが知的財産としてしっかりと守られているからクォリティが維持されているのだが、それによって教育界で普及は進んでいない。

マインドマップ村の中にどっぷりハマっていた頃は、ブザンのマインドマップじゃないものが、マインドマップを名乗っていることに憤りを感じていた。
しかし、最近ではそれでもいいんじゃないかと思うようになっている。
直線的なノート法から放射的なノート法にシフトしていくのであれば、名前にはこだわらない。

もちろん、私自身は学んできたブザンのマインドマップを使うけどね。