大きな面積を擬似体感 4年 算数科 授業で使うMinecraft Education Edition 2
はじめに
4年生算数の面積の学習で、大きな面積の量感を養うために、Minecraft Education Editionを使いました。
今回の授業は、プログラミング教育が目的ではなく、量感を養うのが目的なので、予め教師が作ったプログラムを使いました。
手順
みんなで同じワールドに参加した後、共有フォルダからプログラムを読み込みます。
プログラムを読み込んだら、今後の布石として、ごく簡単にコードを説明します。そして一人一人、自分の好みの色のブロックを選択させます。
まずは簡単な長方形を書くことから始めます。コマンド名の後にスペースを入れて縦の長さ、スペースを入れて横の長さを入力すると、指定された図形をかきます。
ある程度慣れてきたら次は1aの面積の正方形を描かせます。
同じようにして1haの面積の正方形も描かせました。
1平方キロメートルは、教師が正方形を描き、児童はその様子を上空から観察させました。
一気に1平方キロメートルの正方形を描く事は無理なので、1ヘクタールを100回描くプログラムを作りました。
このプログラムもコードを見せながら簡単に説明します。コードを書ける児童を育てる必要はありませんが、裏でプログラムが動いていることを意識させる事は大切です。
子供たちは、上空から教師が1平方キロメートルの地形を描く様子を観察します。遠くから見ていてもかなり広いことが理解できます。
着陸して、降りて走りまわってみることで、1平方キロメートルが、半端なく広いということを実感できます。
このようにMinecraftを使うと、実際の活動では難しい、1平方キロメートルを実感させることが簡単にできます。
Minecraftだけで終わるのではなく、教科書の図や、地図帳などを使って、現実の1平方キロメートルと紐付けることも重要です。